塗料タンク

三栄商会は60年、コンプレッサー販売・メンテナンスと共に、ものづくりを全力でサポートもしてきました。
塗料攪拌タンクの下に置くだけで、エアーの量をからくりで自動調整できる装置を、お客様と共同開発し、共同特許を取得しました。

お客様の困りごと

現場に100台程ある塗料タンク(エアーで撹拌)において、塗料の量が少なくなると、スピコンのつまみを調節し、エアー量を調節している。
⇒100台もあるため、非常に手間
⇒スピコン操作を忘れると、泡立ちが起こり不良の要因となる

対策案：塗料の量とともに、エアーの量を調節するものがないか
制　約：塗料設備なので、危険区域であり、電源等は使用してはいけない

非常に難解な課題でしたが、チャレンジをしてみました。何度もトライし、お客様と共に、いろんな事を考えて約1年程かけ、完成品ができました。

からくり治具『塗料タンク』完成。特許取得！

開発した装置を塗料攪拌タンクの下に置くだけで、エアーの量をからくりで自動調整できます。塗料の重量が軽くなると、それに応じてエアー量を少なくして、撹拌スピードを下げる。逆に、塗料の量が多くなると、エアー量が多くなり、撹拌スピードが上がる、という仕組みになっています。”からくり”の仕組みを応用しているので、電気系統を使わず、防爆対応となり爆発の危険性はありません。

《手軽さ》　塗料タンクを、弊社が開発した台の上に置き、エアーのホースをつなぎ替えるだけ
《簡単さ》　初期設定をすれば、その後は特に触らずとも、重量によってエアー量が変化
《安全性》　電気機器を一切つかっていないからくり治具ですので、爆発の危険性もゼロ

お客様には計40台程導入させていただいており、特に不具合なく使っていただいております。
お客様に貢献できて大変うれしく思います。