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射出成形機用

成形不良への対策

成形不良対策には窒素ガス

樹脂の酸化による黒点・焼け・黄変などの不良改善に。
ホッパーの下から窒素ガスをスクリューに注入する不良対策になります。
自転車用レンズ、注射器等透明物を射出成形する際など、成形不良対策に!

 

 

使用分野と要求品質

推奨する使用分野と窒素ガス濃度の関係は下表のようになります。
ただし、ご使用の射出機のメーカー、大きさ、樹脂の種類、成形条件、供給ドライエアーの条件により異なりますので、実機で確認願います。

 

使用分野と窒素ガス濃度表

使 用 分 野 窒素ガス濃度
食器容器(給食容器、プルトップ蓋、透明食器)

医療機器(シャーレー、分岐管、注射器)

ライト用エクステンション

導光管、光学部品、LEDバックライト

コネクター、光学レンズ、プリズム

ピックアップレンズ、デジタルカメラ用レンズ

ファインダーレンズ


99%

99.5%

99.99%

 

型締力と窒素ガス必要量表

型締力(T) 必要流量(NL/min)
~50 3±1
50~150 5±1
150~250 7±1
250~500 9±1
550~1300 12±2

 

 

樹脂溶融と窒素ガス

効果

樹脂の酸化を防ぐ
1.酸化劣化の防止
2.樹脂の変色の防止
3.炭化物の発生防止
4.ガスの発生防止
5.窒素ガスは乾燥度が高い(露点-60)
6.ペレットへの酸素浸入を防ぐことができる
7.不活性ガスである

 

影響

1.酸化劣化により 溶融粘度がおちない
2.酸化による変色がなくなる
3.添加剤が残り易い

 

 

樹脂テストとデモ機貸し出しできます!

お客様の樹脂が使用される成形条件でどのような酸化現象を示すかテストし、窒素ガス濃度・流量をご提案しています。

 

【検証方法】
樹脂を試験管に入れ、各濃度ガスを注入し樹脂を溶融して調べます。

 

【報告書例】
下記のような酸化状態を試験管及びその写真と共に、酸化防止できる窒素ガス濃度を示します。
また可能な場合には不良原因が、加水分解か酸化か熱分解かも推定いたします。