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2018.07.12
導入事例

気化熱空調で加湿と省エネ

クールファン 気化熱空調 CF290

三栄商会は60年、コンプレッサー販売・メンテナンスと共に、ものづくりを全力でサポートもしてきました。

今回は、繊維業のお客様の加湿に関する困りごとを改善したご紹介します。

 

加湿に関する困りごと

工場内の織機は、乾いたエアーが広範囲で常時排出されるため、常に膨大な量の加湿をする必要があり、加湿器の消費電力が大きいため困っていました。

面積約12,000㎡の広い工場内を加湿するために、9台の加湿器が稼働していました。30年以上前の加湿器を使用していたため、電気代は年間300万円程かかっていました。

 

《ありたい姿》少ない投資で湿度40%以上かつ省エネになるものがないか

お客様は長年、省エネと加湿の両立にとても悩まれておりました。

 

《課題 》一般的な加湿器は高額・能力不足・広範囲に加湿できるものがない

現状の湿度40%以上を確保しつつ、省エネを実現したい。工場の面積が広く、一般的な加湿器では能力不足。

 

気化熱空調CF290をご提案

 加湿能力:CF290Nは、5L/Hrの水を気化させることができる

 消費電力:0.3kW/台しか使わず現状の加湿器の約9分の1

 広範囲 :ファンがついているので広範囲に加湿をする事が可能

 低投資 :73,000円/台

 

本来は夏に使う冷風扇ですが、加湿に使えることが分かっていたので、CF290をご提案しました。

導入事例「気化熱空調の冬の使い道《加湿》」 北陸ワコール様納入実績

 

 

デモの実施と導入

気化熱空調 クールクリーンファン CF290

まずは、デモ機を設置し、加湿器を止めて湿度を保てるか検証しました。湿度に変化がなかったため古い加湿器を撤去してCF290Nを13台設置しました。

設置する際、吹き出し口が織機に当たらないように、高くする必要があったので、架台を弊社にて製作して設置しました。

 

気化熱空調 クールクリーンファン CF290

改善効果:湿度を40%以上保ちつつ消費電力の削減に成功

湿度を40%以上保ちつつ、消費電力の削減に成功しました。

・消費電力26kWから4.3kWに減少 → 電気代250万/年削減

・受電電力の最大電力を約20kW削減 → 電気代50万円/年削減

(※減価償却費は考慮せず)

お客様はコンプレッサーやLEDによる省エネにも取り組み、今回成功させた気化熱空調を含めた省エネ活動に対して、石川県知事賞を受賞しました。

 

 

気化式大柄冷風機 クールファン CF-290N 三栄商会 サンエイエアー 省エネ 加湿

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